【サッカー】塚本泰史選手

c0136564_217371.jpg昨日の大宮アルディージャvsセレッソ大阪戦での一コマ。
ホームの大宮アルディージャ所属、DF塚本選手が、アウェーのセレッソ大阪サポーターへ挨拶をしています。
横断幕には「塚本、絶対ガンに負けるな」。
この写真をスポーツ新聞のサイトで見た時、思わずちょっと泣いてしまいました。



 
 
その記事を見たのは、2月27日。
いつもスポーツ新聞のサイトを巡ってサッカーの情報を集めるのですが、見出しの一覧をパッと見た時、違和感のある単語が目に入ってきました。

「大宮・塚本、がんを公表」

社会欄とか芸能欄だと「がん」という単語をたまに見かけるのですが、サッカー欄にあるのはすごく不思議な感じがしましたし、さらに、その見出しをクリックして内容を読んだ時、すごく衝撃を受けました。
なんと、大宮アルディージャの塚本選手が骨肉腫を患っているとのことでした。

去年から右ひざ付近に痛みがあったこと。
1月の精密検査で骨に腫瘍が見つかったこと。
程度は低いものの悪性の腫瘍であったこと。
腫瘍を切除しないと命にかかわってしまうこと。
治療としては、骨を切除して人工骨を入れるとのこと。
何とか現役を続けられる道がないか、全国の病院をまわったこと。
結果、手術は避けられず、3月中に手術を受けること。
すなわち、選手として復帰するのは非常に厳しい状況であるとのこと。

24歳、今年でプロ生活3年目を迎えようとしていた大卒選手にとって、あまりにもむごい状況ではないでしょうか。

私はレッズサポですが、お隣チームの塚本選手について、ほとんど存じ上げませんでした。
レッズFW高崎と駒大で同期、面白いFKを蹴るDFだということぐらい。
そんな私でも大きな衝撃を受けたのですから、大宮サポの方が受けた衝撃はきっとすごかったでしょう。
何より、塚本選手の悔しさ・やるせなさと言ったら、、、想像を絶します。

そんな発表があった中で開幕した2010Jリーグ、大宮アルディージャはホームで開幕を迎え、素晴らしいゲームをしてセレッソ大阪を3-0で撃破しました。
私は「やべっちFC」で見ただけですが、試合前に背番号2のユニフォームを着た塚本選手がサポーターに直接挨拶をし、試合中は点を獲るたびに塚本選手のユニフォームが掲げられたスタンドまで選手が駆け寄り、そして試合終了後の藤本主税キャプテンは勝利インタビューで声を詰まらせていました。
トップの写真にもあるように、セレッソのサポーターさんも塚本選手を激励する横断幕を掲げていて、、、すべてが感動的で、ついつい泣けてきてしまいました。

大宮アルディージャが塚本選手の選手登録を継続するというのも、素晴らしいことだと思います。
FC東京はホームゲームで募金活動を実施し、アルディージャ後援会に寄付をするそうです。
またチームのみならず、多くの選手が塚本選手のことについてブログなどでコメントを寄せています。
大宮アルディージャの選手はもちろん、他チームの選手のブログでもたくさん触れられていました。
中でも、FC琉球の永井秀樹選手は塚本選手の心境を慮るだけでなく、何のアクションも起こさないJリーグ選手協会への怒りも露わにしていて、気持ちがすごく伝わる文章でした。

各チームや選手の取り組み・想いが、塚本選手に力を与えてくれると思います。
そして塚本選手の頑張りが、彼のすべての関係者やサポーター、同じ病気で戦っている人に勇気を与えることでしょう。

セレッソ大阪戦後の塚本選手の公式コメントがチームを通じて出ていますが、とりわけ胸を打たれたのが最後の部分です。

「今、自分の夢は、日本代表に入るとか、ワールドカップに出るとか、そういうことではなく、ただ純粋にサッカーがしたい。ピッチを全力で走り、仲間のみんなとまた笑いながらサッカーをしたい、それだけです。」

私も、病魔に打ち勝ってピッチを走り回る塚本選手を見たいと心から思います。
彼がまたピッチに戻ってこれるよう、ささやかながら応援したいと思います。
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by daiske-s | 2010-03-08 21:16 | サッカー(REDS以外)