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【映画】姑獲鳥の夏

c0136564_13503659.jpg【主なキャスト】
堤真一、永瀬正敏、阿部寛、宮迫博之、田中麗奈、原田知世
【鑑賞の動機】
「魍魎の匣」鑑賞の下準備として
【評価】
★★★☆☆
※当然ながら評価はあくまでも個人の主観です。
 
 (C)2005「姑獲鳥の夏」製作委員会




 
 
【あらすじ】
昭和27年東京。
売れない小説家・関口(永瀬)は取材の折ある噂を耳にし、古くからの友人である古本屋の店主・京極堂こと中禅寺(堤)に意見を求める。
「20箇月もの間、子供を身籠っていることが出来るのだろうか」
その噂とは、雑司が谷にある大病院の娘が妊娠20ヶ月を過ぎても子供が生まれる気配がない、というものであった。
「この世には、不思議なことなど何もないのだよ、関口君」
哲学家然と答える中禅寺だが、本人は科学だと言う。
関口はその後、ふとしたことから探偵・榎木津(阿部)と共にその噂に端を発する事件に関わることになる。
久遠寺病院の娘で妊娠20箇月の梗子(原田)、1年半前から失踪中のその夫・牧朗(恵俊彰)、榎木津の探偵事務所に失踪中の妹婿を探して欲しいと依頼してきた涼子(原田・二役)、病院へ「出産した子供を返せ」と押し寄せる人々、変死した元看護婦。。。
次々に浮かんでくる事実に翻弄される関口。
看護婦変死事件を調べている友人の刑事・木場(宮迫)から「中禅寺には別の顔がある」と教えられた関口は、中禅寺に助けを求める。
実は中善寺の家業は宮司であり、副業で「拝み屋」を営み"憑物落とし"を行っていたのである。
"事件"全体を把握した中禅寺から知らさせる驚愕の事実とは?

【感想】
最初、なかなか設定や世界観がわからず理解するのに苦労した。
次から次に人物が現れ、話が展開しつつ、彼らの人となりに触れられていく。
話を進めるにはそれぞれの人物設定を理解することが必要不可欠なのです。
なので、序盤にはいろんな情報が出てくるので、頭を整理しながら観る必要がある。

まぁ原作はおろか京極夏彦の作品を読んだことがないのも苦労した一因かと。
聞けば、原作は600ページの長編だとか。
それを2時間強の映画に散りばめるとなると。。。こういう序盤は仕方ないのかもしれない。

登場人物・世界観を理解する序盤のあとは、話の本筋である事件を理解するのに苦労した。
ミステリーである以上、どうしても謎解きの要素がある。
事件の中心となる原田知世が双子の姉妹で二役だったので何となく想像した真相はあったのだが、実際はもっと深い深い真相が待ち構えていた。
ただ、これはちょっと見る側には予想不可だよなぁ。。。いまいち消化不良。
「ミステリー」と書いたけど、実際には「物語」として捉えた方がいいような気がする。
つまり、頭を使わないで娯楽作品として観たほうが良いということ。

ただ思うのは、この作品は最初から「京極堂」シリーズのチュートリアル的な位置づけなのではないかということ。
元々シリーズ化を企んでいて勝負はあくまでも2作目以降、1作目は登場人物と設定を植えつけるものではないか。
というのは、話自体はいろいろ詰め込み過ぎて「広く浅く」になってしまっている印象があるものの、登場人物や設定はとても面白いと思う。
知識豊富な古本屋で実は陰陽師という主人公、その友人で及び腰な小説家、主人公の先輩で他人の記憶を視る能力を持つ探偵、その幼馴染で暴走癖のある刑事、さらに主人公の妹は雑誌記者で好奇心旺盛で活動的と、それぞれ非常にキャラがたっていて魅力的である。
キャスティングも豪華絢爛で、それがまた人物設定にあっている。
世界観としても、妖怪や伝説の生物を扱った魑魅魍魎とした雰囲気に、一時期人気となった陰陽師を取り扱っていて個人的に好きな分野。

正直、作品自体にもっと期待していたという気持ちはある
話だけに焦点を当てれば★2つが妥当なところだと思うのだけど、この登場人物たちが今度どのような謎に出会いどのように挑んでいくのか、と考えると続編には嫌がおうにも期待してしまう。。。そういう期待値を込めて★3つにした。
元々、現在ロードショー中の「魍魎の匣」のCMを観て興味をもった。
東京事変の音楽をバックにしたスピード間のあるCMで、すんごく面白そうだった!
たぶん映画館で観た方が良さげな気がするので(どんな作品でもそうだろうけど)、人物設定を理解できた今、是非とも観に行っておきたいところ。
「魍魎の匣」観るなら1作目観ておかないと、というのが本作鑑賞のきっかけですから。

あと、daiskeはもともと怪奇ものとか超常現象ものとか好きな方なんで、機会があれば原作にもチャレンジしてみたいと思います。

【ナイスキャストだと思った人】
失踪した病院の婿役のホンジャマカ恵。
あまり役者をやる人じゃないよな~と思っていたけど、途中で納得。
要するにカエル顔ってことですよね?(笑)
いや、わかる人だけわかってもらえれば。

【印象に残ったセリフ】
「呪いは脳に仕掛ける時限爆弾だ。」
最初はウンチクっぽく科学的に説明を垂れる京極堂だけど、後半、実際に実践してみせる。
おぉなるほどっと思っちゃった。

姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション
/ ジェネオン エンタテインメント
ISBN : B000B6H6CS
スコア選択: ※※※

by daiske-s | 2008-01-19 13:49 | 映画