【映画】大停電の夜に

c0136564_23452986.jpg【主なキャスト】
豊川悦司、原田知世、宇津井健、田口トモロヲ、田畑智子
【鑑賞の動機】
前から気になっていた&TSUTAYAで旧作半額だった
【評価】
★★★★☆
※当然ながら評価はあくまでも個人の主観です。
 (C)「大停電の夜に」フィルム・パートナーズ



 
 
【あらすじ】
クリスマス・イブ。
キャンドルショップの店主のぞみ(田畑)は、向かいのバーをいつもの通り眺めていた。
そのバーのマスター(豊川)は昔の恋人への想いを断ち切るために、ある決心を持っている。
OL美寿々(井川遥)は、未来のない関係を終わらせるために不倫相手の上司の携帯電話に留守電を残す。
妻と外食の予定を入れていた遼太郎(田口)は、留守電メッセージに戸惑いながらも不倫相手の待つホテルへと向かう。
夫から連絡を受けた妻・静江(原田)は、ある決意を実行に移すことを考え始める。
刑期を終えて出所した元ヤクザ(吉川晃司)や平穏な生活を求め主婦となった礼子(寺島しのぶ)、間もなく定年を迎える義一(宇津井)、夫に言い出せない秘密を抱えている妻(淡島千景)、天体マニアの翔太(本郷奏多)、病気により生きる希望を見失っているモデル麻衣子(香椎由宇)。
それぞれがそれぞれの想いを持って迎えたクリスマス・イブ、東京で大停電が発生する。
光の無くなった世界で、停電さえ起きなければ出会うことはなかった人との出会いや会話を通して、ある者は過去の自分との決別をを果たし、ある者は知らされた真実を受け入れる覚悟を決め、ある者は自分が取るべき行動や進む道を見出し、またある者は生きる意味を考える。
大停電に見舞われた一晩が、それぞれにもたらしたものとは。

【感想】
DVD観てから1週間経っちゃった。。。正直、ちょっとおぼろげっす(笑)
というわけで、何となくぼんやりした感想をお届けっす。

まず、あらすじ書いていて思ったけどキャストが豪華すぎ!
トップに誰の名前書くか悩んだくらい。
しかも、良い意味で華やかな今時な人がいなくて、非常に重厚でした。
そりゃいい映画になるわ。

実のところ、評価に関しては☆3.5にしたいところ。
表示の問題で☆3にするか☆4にするかしかないのだけど、どっちかと言ったら4よりかなと。
脚本・シナリオはそこそこだけど、俳優陣がそれぞれ個性を発揮していて見応えがあるし、感情移入も出来た。

それぞれ抱えているものは多種多様で重さも違うしそもそもまったく赤の他人なんだけど、微妙に、少しずつ、実は人生が多少干渉している(あるいは、干渉していく)。
この「多少」というところがポイントで、あからさまに干渉しあうわけではないのです。
関わりあいそうで関わらない、微妙な距離感が心地よさと緊張感を持続させてくれる。

登場人物の設定も様々で、大きな悩みを抱えている人からまったく悩みが無い人までいる。
あるいは、プラスの出来事しかない人、プラスマイナスがある人、そしてマイナスしかない人。
本当に様々である。
ただ、ちょっとどの人物も非常に大人と言うか、ものわかりが良すぎるような気がする。
何人かは我を通すような人物がいた方が良かったな~とも思うが、そうするとどんな話になるのか想像もつかなくなるので、それは言わないことにしよう。

そうそう、フィクションの話にいちいち突っ込むのもどうかと思うけど、daiske的気になったこと。

宇津井健が車一筋で仕事をしてきて定年間近という設定なんだけど、途中、街で見かけた古いスポーツカーを直結(!?)させてエンジンをかけ、夜の街をぶっ飛ばすシーンがある。
豊川悦司がマスターをしているバーで飲んだ後こっそり車を戻し、助手席にはワインを1本置いておく。。。という「なんてニヒルな!」的なことをするのだが、いやいや。。。車勝手に乗り回したあげくに飲酒運転、立派な犯罪じゃん!
2年前の映画だからともかく、飲酒運転の取り締まりに厳しい今の世の中だったらそのシーンは使えないんじゃないんだろうか?ってちょっと思った。

あと、田口トモロヲ(田口浩正じゃないっすよ)演じる遼太郎。
この作品で一番自分勝手な行動を取っておきながら、あまり痛手を負うことの無かった役どころだったと思う。
原田知世という誰もが羨む奥さんがいながら、井川遥と不倫。
クリスマス・イブに奥さん原田と外食予定も井川に呼び出され妻キャンセル。
奥さん原田、浮気には前から感づいており自宅で離婚届用意。
奥さん原田も散々悩んだ(と思わせた)あげく、離婚せず夫婦生活続けることに。
田口トモロヲには何の恨みもないが、そういうことをする人が最終的には奥さんに受け入れられ夫婦は再出発、結局傷付いたのは不倫相手の井川ただ1人。。。と言うのはちょっとなぁ。
彼も、死んだと聞かされていた母親が実は生きてたとか、父親の余命がいくばくもない状態とか、不幸な面も確かに多々あるのだが。。。不倫していたくせに結局奥さんとやり直せるというのはムシが良すぎる気がするが、考えすぎだろうか。

とまぁ、引っかかることは少々あったものの、フィクションに食って掛かっても仕方ないし(笑)
そういうのを差し引いてもなかなか見応えのある映画でした。
特に田畑智子。
この作品での彼女は非常にチャーミングな役どころで可愛らしかったけど、彼女のしゃべり方やしぐさ、どっかで聴いたような見たような。。。と思っていて気が付いた。
松浦亜弥にそっくりなんですよ!
別にこの作品でなくてもいいので、田畑智子をテレビなどで見る機会があったら確認してみてください!
本当にそっくりだから!

というわけで田畑智子(の声)が松浦亜弥にそっくり、ということで今回のブログは〆たいと思います。
次は何を観ようか。。。

【追加の感想】
あと阿部力の演技にもビックリ。
本当に中国人に思えるくらい。
微妙に片言な日本語を話す演技もさることながら、しぐさやたたずまいがすごかった。
「7月24日通りのクリスマス」や「花より男子」ではそんなに目立つ俳優ではなかったが。。。うーむ、あなどれん。

大停電の夜に スペシャル・エディション (初回限定生産)
/ 角川エンタテインメント
ISBN : B000C5PNVY
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by daiske-s | 2008-02-29 23:57 | 映画